2015年04月13日

American Sniper(アメリカン・スナイパー)

ストーリー:
米海軍のエリート部隊ネイビー・シールズの兵士としてイラク戦線で活躍した伝説の狙撃手クリス・カイルが、自身の経験を記録した書籍が元になっている映画です。
アメリカを守るため、仲間を守るためと信じて4度出征し、その正確な腕前で160人以上を射殺。仲間からは「伝説」、敵からは「悪魔」と呼ばれます。とうとう戦争を離れ、愛する家族がいる故郷とアメリカでの生活に戻りますが、心は戦争に置き去りになったまま。戦争時の苦悩や葛藤、愛する家族との生活と仲間を守らなくてはという使命感との間に苛まされる心の動きを描いています。

キャスト:
監督:クリント・イースドウッド
脚本:ジェイソン・ホール
原作:クリス・カイル『ネイビー・シールズ 最強の狙撃手』(原書房刊)、スコット・マキューアン、
ジム・デフェリス
製作陣の中には、クリント・イーストウッドや主演のブラッドリー・クーパーの名前があります。
出演:ブラッドリー・クーパーシエナ・ミラー

感想:
私の前情報は、「実話を元にした話」「ブラッドリー・クーパーたっての希望で映画化した」「ブラッドリー・クーパーが役作りのために体作りをした」「クリント・イーストウッド監督作品」などなど。これで興味を持っていました。

ブラッドリー・クーパーは最近お気に入りの役者さん。とにかくカッコイイ!噂に聞いていた鍛え上げが肉体と変わらぬキュートな笑顔がステキでした☆

クリント・イーストウッドが監督する作品で駄作はないというイメージを私は持っています。
ただ裏情報では、最初から製作に加わっていたわけではなく、脚本ができてからクリント・イーストウッドに打診したそうです。そういうパターンもあるのですね。

肝心のストーリーですが、私個人的には、「メッセージ性は強いけど、押しつけではなく、事実を写実するので、それぞれの感じ方におまかせします」という映画に思えました。

米国では賛否両論、映画関係者もコメントを出していて物議を醸していた様子。英雄的に描き過ぎている、戦争の狙撃手を美化していると捉えている人も多いようです。でも、私にはそうは思えませんでした。静かにただクリス・カイルから見た事実を描いているに過ぎないと思いました。静かな映画ですが、心の動きをきちんと映し出しているように感じました。

イラク戦争時の話ですが、戦争が始まる際の米国の雰囲気を忘れてはいけません。アメリカがでっち上げた「イラクが大量破壊兵器を所持」という話を信じさせられ、否定する報道をすれば非国民と言われるような風潮が確かにあったようです。(マイケル・ムーアの映画を読む限りなのですが。マイケル・ムーアにも賛否両論ありますよね。)
この映画の主人公、クリス・カイルもその風潮の中で、アメリカを守りたい一心で戦場に赴いたんだと思いました。

感想はそれぞれだと思いますので、ぜひ多くの人に見てほしい映画だと思いました。

☆の数は…★★★★★
(5点満点、★=1、☆=0.5)

「アメリカン・スナイパー」日本語公式サイト
all cinema
IMDb
Amazon.co.jpで「原作」をチェックする
レビューを読むと、「原作の方がよりクリス・カイルさんの心の動きをより鮮明に描写している」「映画はフィクションで、真実に近いのは原作だ」などと書かれています。この映画で興味を持った方は読んでみてもよいのでは?
私も読みたいと思っています。


posted by Eri at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月09日

The King's Speech(英国王のスピーチ)

やっと観てきました。
2011年アカデミー賞の作品賞・主演男優賞(コリン・ファース)・監督賞(トム・フーパー監督)・オリジナル脚本賞(デビッド・サイドラー)の受賞作品。

自分自身を見つめなおしたり、他者との心の交流があったりととても素敵な作品でしたが、残念ながら日本では上映劇場が少ないようです。

ストーリー:
のちに英国王ジョージ6世となる、ヨーク公(コリン・ファース)は幼少時からの吃音症。父であるジョージ5世は日に日に年老いていく中、後継者である長男デイヴィッドは人妻とばかり恋愛を繰り返していることを心配。次男ヨーク公に未来を託したいと考えているが、スピーチができないことを心配し、ついつい声を荒げてしまう。
ヨーク公は妻エリザベス(ヘレナ・ボナム・カーター)に支えられながら、吃音症治療のためにあらゆる医師を訪ね、あらゆる治療法を試すが、一向に良くならない。ヨーク公がすっかり諦めてしまう中、エリザベスがある言語聴覚士ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)を訪ねる。
ライオネル・ローグは吃音症は幼少時からの育った背景に原因があると察知し、真摯かつ率直な姿勢でヨーク公と向き合うことになる。最初は心を閉ざすヨーク公だが、次第に率直なライオネルに心を開き始める。それに比例するように、少しずつ文章を話せるようになっていく。
ときを同じくして、ヒトラーが台頭していく。長男デイヴィッドが恋のために王座を捨てたため、ヨーク公がジョージ2世として王座に就いていたが、英国民に向けたスピーチを控えることとなった。

感想:
余韻が心地よい、心があたたまる映画でした。
とても素敵な映画でした。

ジョージ6世は現在のエリザベス女王2世のお父さんです。吃音症の克服の中、内気な自分の克服、想いを言葉にすることを思うようにできなかった家庭環境、様々な問題に向き合いながら、言語聴覚士ライオネルとの心の交流が素敵に描かれていました。笑いもありました。
ヒトラー台頭する中での英国王ということで外交的な問題も多く抱えていた。王様は表の顔しか見えないけれど、その陰に様々な葛藤があるのだとわかる。ライオネルという人との出会いで大きく育っていく様子を見ていると、出会いって本当に大切だと気づかされる。そして、時には素直に謝り、時には想いをぶつけることの大切さを知りました。

ライオネルはオーストラリア人。第二次大戦のころはオーストラリア人というと、異端児・異国のわけがわからない人、という扱いをされていることに、ちょっと悲しみを覚えたり。

そのライオネルと英国王が生涯の友になることに感動を覚えたり。

英国王を陰で支えるライオネルを、また温かく支える奥さん・子供たちがいたり。

本当によい映画でした。
コリン・ファースもヘレナ・ボナム・カーター、ジェフリー・ラッシュ3人とも名演でした。


おまけの感想:
トリビアですが、コリン・ファース演じたジョージ6世役は当初ヒュー・グラントに打診があったそうな。けれども断ってしまい、後にたいそう後悔することになるという。ホントかな。
この話をネットニュースで読んでいたので、映画を見ながら「もしこれがヒュー・グラントだったら…」と考えてしまいました。それはそれでよかったと思います。ちょっと内気で頼りなさげな感じや、吃音もうまく演じてくれると思います。

でも、最終的にはコリン・ファースに決まったし、今となってはコリンあっての映画だったんだなぁと感じます。これも縁ですね。

☆の数は…★★★★★
(5点満点、★=1、☆=0.5)

「英国王のスピーチ」日本語公式サイト

毎月世界から5,700万人以上が訪れる映画データベースサイト
IMDb"The King's Speech"
2011/4/9現在 8.4/10ポイント(68,000票)
posted by Eri at 15:43| Comment(0) | TrackBack(1) | 伝記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月04日

Miss Potter (ミス・ポター)

2009年1月11日にUPしてます。
私のもうひとつのブログ「幸せになりたい!!」に書いた内容を手直しして、載せています。
「幸せになりたい!!」
http://kouhukuron.seesaa.net/article/53949334.html

ココから−−−
監督:クリス・ヌーナン
主演:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マグレガー

あの愛らしい"ピーター・ラビット"の作者、ビアトリクス・ポターの伝記です。

とっても良かったです。実際にイギリスの湖水地方で撮影されたという景色は、stunning!きれいとか、美しいと言う言葉では表せないほど、素晴らしいです。生涯をこの湖水地方の保存に尽くし、ナショナル・トラストに寄付してくれたミス・ポターに感謝!!

映画自体もよかったです。そして涙なしには見れませんでした。1人で見に行きましたが、号泣していました。

私は特別な"ピーター・ラビット"好きではないです。お恥ずかしながら、この絵本はちらっとしか読んだことはありませんでした。イギリスに行ったことがあり、そのときの仲間は"ピーター・ラビット"が生まれた地に行きたい!!と騒いでいましたが、私はまったく興味を持っていなかったくらいです。今思うともったいない。

そんな私でも、映画は十分に楽しめたし、このウサギがとても愛おしく思えてきて、絵本がとても読みたくなりました。ユワン・マグレガーも素敵だったし。レニー・ゼルウィガーはこういう役がぴったりですね☆お勧めの映画です。

ところで、見に行く方でビアトリクス・ポターの生涯をよく知らない人は、映画のパンフレットや細かいストーリーは見ないことをお勧めします。私はこれのせいで、ちょっと台無しにされました。だって、映画の大事な部分がわかってしまったんだもの。。

最近、けっこう忙がしいのですが、ちょっと落ち着いたらこの絵本を買ってゆっくり読んで、癒されようと思います^_^

ココまで−−−

☆の数は…★★★★
(5点満点、★=1、☆=0.5)

IMDb(映画データベースサイト・英語)
http://us.imdb.com/title/tt0482546/
posted by Eri at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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