
出演:
松たか子、岡田将生、木村佳乃
ストーリー:
3月で退職することを決めた女教師。シングルマザーだった彼女だが、幼い娘は教え子によって殺された。
退職を前に、学校の教室でクラスにいるという犯人生徒2名に対して復讐をすると宣言。静かに彼女の復讐が始まった。
感想:
去年の夏に劇場で観ました。DVDが出たようなので、ここらで思い出しながら感想をつづります。
恐ろしいです。松たか子の感情を押し殺した淡々とした演技が、静かだけれど確かにある怒りの感情が伝わってきて恐ろしかったです。
その復讐の方法は精神的に追い詰めること。歯には歯を、目には目を。愛するものを失った悲しみは相当なもので、その復讐となると・・。
小学校が舞台なのだけど、「イマドキの小学生てこんななの!?」とジェネレーションギャップを感じてしまいそうになりました。反面、あまりに冷めている小学生過ぎて極端に描かれているのだろうとも思いました。イマドキの小学生たちがこんなにも人の痛みを感じないで育っているのならとても悲しいです。そんなことないですよね?!
木村佳乃は個人的に好きな邦人女優ベスト5に入りますが、正直言って日本アカデミー主演女優賞を取った時も演技が上手だとは思っていませんでした。けれどこの映画を見て撤回。ごめんなさい。迫真の演技です。
見た目にも、精神的にも残酷な表現が多かったです。ラストも衝撃。
もともと復讐映画なので仕方ないのですが、もやもやが残る映画です。
ハッピーエンドが好きな方にはお勧めしません。
くせのある映画。逆にハッピーエンドじゃ物足りないという方にお勧めします。
☆の数は…★★★★
(5点満点、★=1、☆=0.5)
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