
言わずもがな、大ヒットしたアメリカの脱獄(Prison Break)ドラマです。
4シーズンあって、マイペースで見ていたら3ヵ月半かかりました。1シーズン1カ月弱のペースは早くはないですね。でも、次がどうなるか見たくてうずうずする、ハラハラドキドキなドラマでした。
やっと全部観終わったので、シーズンごとに感想を書いていきます!
シーズン1から順に書きますが、シーズン2以降は見てない方にはネタばれにつながると思います。気をつけて書きますが、ご注意してお読みくださいませ。
≪
シーズン1
全22話≫
ストーリー:
主人公マイケルの兄リンカーンが、副大統領の弟殺しの罪で死刑を求刑されて刑務所に収容されます。ところが無実の罪で何ものかにはめられたと知ったマイケルは、リンカーンを死刑から救うために銀行強盗を犯し同じフォックスリバー刑務所へ投獄されます。この刑務所は建築家である自分も設計に関わっていたことから、設計図を手に入れ絵に模した構図を全身にタトゥーとして刻みこみました。こうして、リンカーンとともに脱獄に向けて動きだしました。
感想:
噂にたがわずハラハラ次の展開が気になってやめられなくなるシーズンでした。凶悪犯が集まる刑務所だけに秩序があってないようで、その人間模様も面白い。スケジュールが管理されているため、限られた時間を使って準備する様子もハラハラです。思わぬ事態で計画が変わっても周到に用意してある二重、三重の脱獄計画には圧巻。利用するつもりで近づいた刑務所の女医サラに恋心を抱いていく様子には、ありがちな展開だけれど、女医と囚人という立場もありやっぱりどうなるのか気になっていくのでした。
−−−ここからは前シーズンのネタばれにつながるので気をつけて読んでください−−−
≪
シーズン2
全22話≫
ストーリー:
なんとか女医サラの力も借りて脱獄に成功するマイケルとリンカーン、刑務所内で出会った仲間(?)たちとの逃亡生活の始まりです。同時にリンカーンの無罪を晴らすために事件を追い、大統領(シーズン1では副大統領)がリンカーンをはめたという事実がわかっていきます。さらに闇の組織の存在も明らかになって行きます。警察だけでなくFBIマホーンからも追われるようになったマイケルたちはリンカーンの無実を明らかにすることができるのか。それとも国外逃亡に成功するのか!?
感想:
「プリズンブレイク=脱獄」というドラマ名を無視したストーリー展開がヨカッタです。タイトル的にシーズン1で脱獄に成功しちゃったら、続きはどうするんだろう?と勝手な心配は無用でした。完全に塀の外でのお話です。
報奨金もかけられ完全にお尋ね者。どこへ行ってもTVや新聞で報道されているマイケルたちの顔を知らない人はいないくらい。その中で知恵を駆使して逃亡していく様子、それでいて無実の証拠をつかもうと戦う勇気はすごいです。FBI捜査官とマイケルとの頭脳戦も面白い。凡人にはついていけないけど、苦笑。
シーズン1と同じくらいハラハラです。
≪
シーズン3
全13話≫
ストーリー:
前シーズンで国外逃亡を果たすもまたもや刑務所に投獄されてしまいます。パナマのSONAという刑務所はお役目の時間も何もない囚人が囚人をしきる混沌とした世界。その周囲には常に銃を構えた刑務官で見はられ脱獄不可能といわれる刑務所。マイケルは恋人サラとリンカーンの息子LJの命と引き換えに、一緒に投獄されているウィスラーを生きて脱獄させるように組織から言い渡されてしまいました。
感想:
正直言って中だるみのシーズンです。面白いことは面白かったのだけど、また刑務所に戻ってしまったということと、フォックスリバーと違って頭脳戦や知識を駆使してという要素が少ないところが物足りなかった。体力勝負みたいな、男の世界、のようなシーズンだった。
≪
ファイナル・シーズン
全22話≫
ストーリー:
SONAから命からがら脱出したマイケル、そして一緒に脱獄に成功したウィスラー。シーズン2と違って今度のテーマは「もう逃げない」ということ。
最初にリンカーンを死刑囚にはめた組織から一生逃げ続けることに限界を感じたマイケルは逆に組織をつぶそうと動き始めます。そして同じく組織を壊す証拠を追う政府の人間と協力してスキュラという秘密装置を探すことになりました。
感想:
シーズン3の中だるみを我慢してみたら、こちらはまた続きが気になってやめられなくなり展開にと復活しました。シーズン2と同じようで違うのは「逃亡者」でありながら「追跡者」でもあること。また頭脳を知恵と知識を駆使するシーンが満載で頭脳戦が楽しくて見ていた私にとってはまた面白い展開が復活したのでした。サプライズがいろいろと用意されているけれど、「ちょっと無理あるだろー」もいっぱい。まぁ、今に始まったことじゃないし目をつぶってみてました、笑。
ファイナルシーズンのファイナルがどんな風に終わるか知りたくて頑張って見ていたプリズン・ブレイクでしたが、最後の最後で「何それー!!」が待っていました。そこでシーズン終了です。今まで頑張ってきたのは何だったのー!?ってちょっと怒りたくなるほど。
これは特別版の「
プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク [DVD]
」も見ずにはいられなさそうです。ファイナルシーズンで決着がついてから少しだけ4年後が描かれるのですが、その空白の4年間について描かれたものだそうです。このリンクから感想を読むと善し悪しがわかれているけれど、まずは自分の目で見てみてまた感想を書きたいと思います。
それにしても、シーズンを通してたくさんの人があっさりと殺されていきました。主要人物と思われる人たちも「えっ」て言うほど殺される点は先が読めないハラハラ感につながったけれど、人がたくさん死んで行くのを見るのは気持ちがいいものではなかったな。それを見るのがひと段落つくと思うとちょっと安心だったりします。